50万円~最大250万円受け取ることが出来る、 小規模事業者 持続化補助金 。広告宣伝費や機械導入等にも活用出来る魅力的な補助金ですが、申請に当たっては行政書士等の支援者に頼むべきでしょうか。そしてその場合の費用、すなわち専門家への報酬はどれくらいかかるのでしょうか。その点について記載いたします。
・1 小規模事業者持続化補助金
・1.1 補助金額など基本情報
・1.2 申請に必要な書類
・2 専門家に頼んだ場合の費用
・2.1 固定報酬パターン
・2.2 着手金+成功報酬パターン
・2.3 成功報酬のみのパターン
・3 専門家に依頼する際の注意点
・3.1 丸投げはしない
・3.2 支援内容について内容を確認する
・3.3 報酬の詳細について確認する
・4 各種補助金申請のサポートプラン
小規模事業者持続化補助金
補助金額など基本情報
小規模事業者持続化補助金 について、ここではどういった経費が申請できるのか、補助金額はどれくらい申請出来るのかといった概要について簡単に記載します。
申請出来る経費
①機械装置等費、②広報費、③ウェブサイト関連費、④展示会等出展費(オンラインによる展示会・商談会等を含む)、⑤旅費、⑥新商品開発費、⑦資料購入費、⑧借料、⑨設備処分費、⑩委託・外注費
補助金額
補助金申請額は、申請する枠によって変動しますが最低50万円~250万円までとなります。
補助率の上限は原則2/3です。
申請に必要な書類
申請に必要な書類はコチラを参照ください。リンク先、公募要領のP33~P38に記載されています。
※こちらは第15回公募(2024年3月14日締切)分であり、将来的に変更される可能性もありますので、参考としてご参照ください。
この中で様式2や様式3がいわゆる『事業計画書』というものになります。自社の情報や投資したい内容、そしてその効果などをわかりやすく、そして魅力的に記載する必要があります。
専門家に頼んだ場合の費用
固定報酬パターン
まず、固定報酬パターンを記載していますが、実際にはこの報酬を採用している専門家は少ない印象です。固定報酬ですので、補助金申請後、その結果が採択か不採択かに関わらず決まった報酬を支払う必要があります。あまり聞かないパターンの為、相場も私の肌感覚にはなりますが、大体10万~30万円程の間になるでしょうか。(補助金申請額も50万~250万と幅が広い為、報酬幅も広くなります。)
着手金+成功報酬パターン
多くの専門家が採用しているのが、この着手金+成功報酬パターンかと思います。着手金を最初の段階で支払う必要があり、多くの場合採択結果に関わらず着手金の返金はありません。その後、採択結果の発表を受けて、採択されれば成功報酬として追加の報酬が発生します。
それぞれ、一般的な金額ですが着手金は5~10万円程、成功報酬は採択額の10%~20%くらいが多い印象です。
成功報酬パターン
最後に、着手金なしの成功報酬のみのパターンです。このパターンは、不採択だった場合報酬が発生しませんので、依頼する側にとっては最もリスクは小さくなります。成功報酬の額は「着手金」が有の場合より少し高額になるケースが多く、申請額の15%~30%くらいが目安になるかと思います。
専門家に依頼する際の注意点
丸投げはしない
専門家に依頼する場合「全て任せていれば大丈夫」とお考えになる方がいますが、決してそうではありません。ご自身の事業や補助金を使ってやりたいこと、それをすることでどういった効果があるのか等をしっかりと専門家に伝える必要があります。専門家は、計画書の作成や補助金申請についてはプロですが、それぞれの事業者様の事業や業界についてはあまり知識がないことも当然あります。その為、しっかりコミュニケーションをとり、専門家にも理解っして貰う必要があります。この点が徹底されていなければ、どうしても内容に厚みが無く、採択されにくい計画書になってしまいます。しっかりと熱量を計画書に反映させる為、支援者である専門家に要望を伝えていきましょう
支援内容について内容を確認する
補助金の申請では、計画書等の事前準備→申請→審査→結果発表→報告→実際に補助金入金という流れがあります。この流れの中で支援者がサポートしてくれるのはどこまでなのかをしっかりと確認しましょう。
特に注意が必要な点は補助金の結果発表以降、着金までのサポートの有無についてです。
補助金は、申請後、採択(合格)となった後も、報告の作業が必要で実際に補助金が入るまで数か月かかります。この報告作業も、細かい書類の確認等、中々煩わしい作業となります。ここまでも含めた支援をしてくれるのか、専門家にしっかりと確認しましょう。
報酬の詳細について確認する
支援内容の確認の次は、報酬についてもしっかりと確認してください。特に成功報酬が請求されるタイミングについてです。上記の流れの通り、採択発表から補助金が実際に入金されるまでは数か月かかります。一方、成功報酬の請求は採択発表の時点で行われるケースも多く、事業者様からすると補助金がまだ入っていない段階で成功報酬を支払うということになります。トラブルにならないよう、最初にっしっかりと確認しましょう。
各種補助金申請のサポートプラン
当事務所では、補助金の活用を真剣に検討する事業者の皆さまに向け、事業内容や事業者様の想いに寄り添ったサポートプランをご用意しております。世に多く存在する暴利を追求するコンサル業者ではなく、行政書士という国家資格者が、外部との連携をフル活用しながら、迅速かつ丁寧に補助金の申請をサポートいたします。本稿の記載内容も判断材料としてご検討いただければ幸いです。
また、当事務所のサービスは、ZoomやLINEを利用することにより、全国各地での対応も可能となっています。レスポンスの速さと対応の柔軟性には自信があります。補助金の交付申請でお困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
(※)補助金は、事業者自らが自社の経営を見つめ直し、経営計画を作成した上で行う取組を支援するものです。外部のサポートを受けること自体は問題ありませんが、申請の丸投げは認められていません。当事務所が関与する際も、依頼者様に大きな負担がかからないよう役割分担を明確にしながら適切にサポートさせていただきます。
行政書士 藤崎 絢也
出身:兵庫県尼崎市
趣味:Twitter・サッカー・フットサル
性格:竹を割ったようなといわれます
自慢:レスポンスが早いです
好きな人物:高杉晋作
好きな言葉:学ぶとはいかに自らが知らざるかを知ること
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