業務委託契約書作成のポイント

・１ 業務委託契約書について
　　・1.1 業務委託契約とは
　　・1.2 対象となる業種の例
・2 基本的な記載項目
　　・2.1 契約の内容
　　・2.2 報酬と支払い時期
　　・2.3 納期や契約期間
　　・2.4 契約解除
・3 その他の項目
　　・3.1 著作権や知的財産権
　　・3.2 競業禁止
　　・3.3 損害賠償・不可抗力
　　・3.4 管轄裁判所
・4 契約書作成のご相談 (全国対応可)

業務委託契約書について

業務委託契約とは

事業を行う上での、業務の一部を外部の事業者に委託することを業務委託といいます。業種は様々ですが、近年では、各種コンサルティング契約や、商品等の製造を委託するケース、建設業の元請け下請の関係も、業務委託契約となります。近年では、コンサルティング契約等の「目に見えない」サービスが増えており、フリーランスの方などを中心に、契約上のトラブルも増えていると言われています。

ここでは、業務委託を締結する際の業務委託契約書について記載します。

対象となる業種の例

近年、様々な業務委託契約があります。ホームページの製作や社員教育の為の研修、講師業務、コンサルティング業務等も業務委託契約となります。また、建設業などの「請負」契約も、一般的に認知されている業務委託契約に含まれるでしょう。我々の様な士業の業務も「請負」なのか「委任」なのかという観点はありますが、業務委託契約となります。

基本的な記載項目

業務委託契約を交わすにあたり、契約書に記載すべき項目についてご紹介します。以下の４点は基本的な項目として、最低限必ず定めておくべき内容として記載します。相手方から契約書を提示された場合、特に注意して確認すべき点としてもご認識ください。

契約の内容

まずは、委託される契約の内容についてです。どの様な業務を行うのか、そして成果物があるのか。ある場合、その成果物についても明確に(なにを完成させ納品する必要があるのか)を記載し、委託者受託者で認識の齟齬がないようにしましょう。

報酬と支払い時期

次に、報酬について記載します。支払い時期も明確に記載します。着手時と完了時で分割払いというのも合意があればもちろん可能ですので、その辺りも明確に記載しましょう。報酬の他、業務を遂行する上での費用負担についても取り決めがあればここで記載します。

また、細かいですが振込手数料についてもどちらが負担するのかを記載するのが一般的です。

納期や契約期間

続いて、納期と契約期間についてです。納期が特に重要とされる契約では、途中経過の報告等についても定めておくと良いです。

契約解除

ここはどの様な時に、契約の中途解約が可能となるかについてです。委託者側、受託者側どちらの立場での契約かにもよりますが
・中途解約が出来る条件
・解約申出の方法
・解約時の報酬や費用の精算について
などについて、ここで記載しておきましょう。

その他の項目

次に、業種によって追加を検討すべき項目についてです。ご自身の契約に合わせてご検討ください。

著作権や知的財産権

成果物がある場合の、著作権や知的財産権についてです。委託者・受託者どちらに帰属するのか、移転する場合はどのタイミングで移転となるのか等について明記しておきましょう。

競業禁止

こちらは、委託者側で契約を締結する際に記載されることがある項目です。秘密保持契約は別途締結するとして、受託者において、委託者の事業と同一又は類似する事業を行ってはならないとする規定です。制限する期間については注意が必要です。

損害賠償・不可抗力

契約に関連して、双方いずれかの責めに帰すべき事由により相手方に損害が生じたときの賠償について定めます。また、天災などの不可抗力により双方いずれの責めにもよらない事由で本契約が履行不可能となった場合の対応についても記載します。

管轄裁判所

紛争が生じた場合に、どこの裁判所を管轄として争うかについてです。それぞれの所在地が遠方にある場合、あらかじめ定めておくと良いとされています。

契約書作成のご相談 (全国対応可)

各種契約書の作成について、全国からご相談いただけます。基本的には、メールにて契約書に記載したい項目をお伺いし作成いたしますが、ご希望であればZOOMでのお打ち合わせも対応いたしております。お気軽のお申し出ください。

契約書作成の費用については、以下の通りとなります。
■契約書作成　基本料金：33,000円～
　・3、4ページ程度の基本的な内容は基本料33,000円のみで承ります。
　・契約書に記載したい項目数、内容によって報酬は変動します。
　・納期はご依頼、ご入金後5営業日以内です。お急ぎの方は追加料金にて最短、2営業後の納品まで対応可能です。

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